« 心理アセスメント 022 GHQ精神健康調査票 | トップページ | 心理アセスメント 024 モーズレイ人格目録(MPI) »

心理アセスメント 23 EPPS

■ 5: EPPS(Edwards Personal Preference Schedule) ■

▼ 1: 概論
EPPS性格検査、エドワーズ人格目録ともよばれる。作成者はエドワーズであり、マレーの顕在性欲求リストの内から15の欲求を選んで作成した。この欲求は、生理的(一時的)なものではなく、高次の二次的(社会的なもの)を主として選択された。つまり、人間の社会行動上、その動機となる可能性の高い側面を捉えようとしている検査。

マレー理論を基に選ばれた尺度は、達成、追従、秩序、顕示、自律、親和、他者認知、求護、支配、内罰、養護、変化、持久、異性愛、攻撃の15個。

この質問紙の特徴は、異なった欲求に関連する2つの文章が提示され、そのどちらかを強制選択法によって選択する点である。この2つの文章は、社会的望ましさの程度がほぼ等価になるように作成されており、社会的行動の動機となる諸欲求をパーセンタイル値として表示できるようにしてある。従って個々人の欲求体制が概観でき、教育指導など大いに利用である。なお、達成、顕示、支配など計15の欲求の強さを測定することが出来るが、異常性を検出する尺度はない。

この検査の優れた点は、「欲求構造」が類型化できる点であり、検査結果も被験者に理解しやすく興味を持たれやすいこと。また強制選択法によるため、社会的望ましさに依存した回答以上の情報を得ることが出来る。集団検査法も可能。

短所としては、項目数が多く(450の叙述文)、時間がかかる。結果のプロフィール分析が確立しているとは言い難く、15の各欲求の構成概念妥当性が不十分であることである。
 

▼ 2: 定義
エドワーズ(Edwards .A.L 1954)により開発された質問紙法。マレー(Murray. H.A)の欲求=圧力理論に基づきTATの顕在性欲求リスト(達成、追従、秩序、顕示、自律、親和、他者認知、救護、支配、内罰、養護、変化、持久、異性愛、攻撃の15項目)を取り入れて作成。社会的望ましさの程度が同じ2つの項目のうち、いずれかを選択させる方法を採用。個人の持つ欲求の相対的な強さをパーソナリティとして捉え、その個人差を測定するが、異常性を検出するための尺度ではない。自己理解・他者理解、学生相談などに利用される。

【キーワード】
●EPPS
●エドワーズ
●マレー
●欲求=圧力理論
●異常性を検出するためではない
 

|

« 心理アセスメント 022 GHQ精神健康調査票 | トップページ | 心理アセスメント 024 モーズレイ人格目録(MPI) »

第05回 心理アセスメント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10820/1446953

この記事へのトラックバック一覧です: 心理アセスメント 23 EPPS:

« 心理アセスメント 022 GHQ精神健康調査票 | トップページ | 心理アセスメント 024 モーズレイ人格目録(MPI) »