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発達心理学・発達臨床 31 遊戯療法

■ 遊戯療法 ■

■ 1: 遊戯療法(プレイ・セラピー) ■

▼ 1: 定義
遊戯療法(プレイ・セラピー)とは、遊びを通して子どもの心理療法を行うものである。遊びは子どもにとって本質的なものであり、言語表現よりも基本的な自己表現手段であり、もっとも自然な伝達法である。また、それと同時に子どもの意識のみならず無意識とも関わることのできる有効な手段である。子どもの利用するおもちゃは、子どもの空想を示し、心理機制への洞察を促し、子どもの無意識についての手がかりを与える。コルブは「人形の無名性にかくれて、両親や同胞に向けられた死の願望を語る」こともあると述べている。一般的には2、3歳から思春期までの子どもが中心。

子どもは「ここ(遊戯治療室)では何をやっても自由であり、しかも(セラピストとの関係において)守られている」という確信を得る。この信頼に満ちた暖かい人間関係に支えられながら、子どもはありのままの自分を表現し、内的な葛藤の解決や自己成長へと方向づけられる。

▼ 2: 形態・場所・道具
形態は、個人療法(子どもと治療者が1対1)、集団療法、母子療法(母子分離が不可能なときや母子の関わり方の変化を扱う場合)などがある。場所は、治療者や他のメンバーからの心理的圧迫を受けるほど狭くもなく、かつ何の心理的影響を受けることもないほど広過ぎもしない広さ。およそ12から30畳。道具は、特に決められたものはないが、子どもの関心を引くもの、治療関係を作りやすいもの、自己表現に適したもの、攻撃性などの感情の発散に適したもの、そして使用方法が簡単なものなどを基準に選択。

【キーワード】
●遊戯療法
●プレイ・セラピー
●内的な葛藤の解決
●自己成長へと方向付け
●自己表現手段
●無意識の手がかり
 

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