学習理論・社会心理学 19 自己に対する認知・態度・行動
▼ 1: 自己に対する認知(=自己スキーマ)
人間は一般に自分自身に関することには注意が向きやすい。これは、人が自己についての抽象的な知識構造(=スキーマ)を持つことを意味する。自己スキーマは、記憶における自己関連づけ効果などの自己に関わる情報の効率的・自動的処理を促す。
▼ 2: 自己に対する態度・行動(=自尊心・自己評価維持)
人間は一般的に自己の評価を維持・向上させる欲求を持つ。自分より劣る他者と自己を比較して自尊心を向上させ、自分よりも優れている他者と自分を関係づけて栄光に属す。自分と類似した他者に好意的な感情を抱き、自分の所属する集団を他の手段よりも優れていると考える。
▼ 3: 社会に規定される自己
社会学の伝統的な理論に役割理論がある。役割理論において、個人は社会がアプリオリ(=何故か知っていること)に定める規範的な役割を果たし、自己は役割の束である。ゴフマンは役割理論の枠組みを踏襲しつつも、個人が主体的に自己を演出する側面を重視した理論を提唱。ゴフマンの典型は自己呈示の概念に表される。自己呈示は他者に与える自己の印象を管理・操作する戦略的な対人行動である。
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