心理学用語集・発達 002 愛着
■ 心理学用語集・発達 002 愛着 ■
多くの赤ん坊は、生後6、7ヶ月になると見慣れた人だけに笑顔を見せるようになる。そして、母親が部屋から出ると泣き叫び、母親が来ると泣きやむ、という行動を示すようになる。これは普段から自分のことを世話してくれる人と、それ以外の人とを区別できるようになったことを意味している。
このように赤ん坊が母親と言う特定の対象に対して特別の感情を抱くようになったからであり、このような特定の対象に対する特別の情緒的結びつきを愛着(アタッチメント)という。
乳幼児が愛着の対象とするのは母親だけではなく、自分が発する信号に的確に答える人に愛着を向けるようになる。
※特定の対象に対する情緒的結びつきのこと。
■キーワード
▼提唱者
ボウルビィ
▼定義
乳児は生後6、7カ月になると、他人が部屋を出て行っても平気なのに、母親が部屋を出て行くと泣いたり、ぐずったりする。また赤ん坊が泣いている時、他人がいくらあやしても泣きやまないのに、母親が抱きかかえると直ぐに泣きやむ、という行動を示すようになる。これは、乳児が母親という特定の対象に対して特別の感情を抱くようになったことを意味する。このような乳幼児に見られる「特定の対象に対する特別の情緒的結びつき」を愛着という。
ボウルビィ以前は、母子の結び付きは、本能的な生理欲求の充足を目的とした二次的動因に基づく「依存」とされていた。しかし、ボウルビィは「依存」に否定的な響きが含まれること、ごく少数の区別された人との情緒的関係が満たされていないこと、生得的な生物学的な機能と見なされていないことから、「愛着」という概念を打ち出し「依存」を包括した。愛着の測定方法としては、エインズワースらが開発した「ストレンジ・シチュエーション法」が広く用いられる。
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