心理学用語集・発達 009 前操作期
■ 心理学用語集・発達 009 前操作期 ■
ピアジェは、子どもの知的面の発達を4つの段階に区分した。
1.感覚運動期(0~2歳前後)
2.前操作期(2~6歳前後)
3.具体的操作期(6~11歳前後)
4.形式的操作期(11歳~成人)
1歳半から2歳前後から6歳前後までの思考を前操作期という。前操作期では、認知がイメージに基づいて行われる。ものごとを考えるとき、目の前にない対象を思い浮かべ関係づける。ままごとのような「ごっこ遊び」を盛んに行うようになる。
この時期の認知的な特徴は、自己中心性と保存性の2つ。
自己中心性とは、幼児が自分自身を他者の立場においたり、他者の視点に立ったりすることができないという、認知上の限界性を示す用語。自己とは異なる視点に気がつかない。子どもは、常に自分の視点から見た様子でしか物事を認識することができず、他人がどう見えるのかということを考えられない。
保存性とは、対象や形を変化させても、対象の量といった性質は変化しないという概念。例えば、2つの容器に同じ量の液体が入っていることを確認させた後、1つの容器の液体を底面積が小さく、高い容器へと移し変る。その後、2つの容器のどちらの液体の量が多いか尋ねると、前操作期の子どもは液体の量は実際には同じ量であるにも関わらず、背の高い方の容器の方を選択する。見かけの量に惑わされているのである。
■キーワード
▼提唱者
ピアジェ
▼定義
前操作期とは、ピアジェが子どもの認知的発達を4段階に区分して理論づけたうちの1つ。前操作期は、感覚運動期に継ぐ段階で2歳~6歳前後の発達段階。
前操作期の特長は、自分の視点に縛られてものを見たり、考えたりする傾向。自分自身を他者の立場においたり、他者の視点に立つことができない。これを「自己中心性」と呼ぶ。3つ山問題、保存の概念が有名。また、象徴機能が活発化し遊びにも象徴機能が取り入れられる。例えば、ままごとのような「ごっこ遊び」は、その典型。
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