心理学用語集・基礎 050 投影法
■ 心理学用語集・基礎 050 投影法 ■
性格検査の1カテゴリー。被験者に自由で、正誤や優劣の判断ができない課題(あいまいな刺激)を実施し、その結果からパーソナリティを測定する検査法。あいまいな刺激に対する被験者の連想や、自由な空想、その過程を分析する。
投影法は、ロールシャッハが開発したロールシャッハ・テストが有名。これはインクのしみのついた図版を見せ、それが何に見えるのかを被験者に答えさせることにより、その意味を解釈するテスト。このテストの他に、絵から物語を作ってもらう「TAT(主題統覚検査)」、実のある木を1本描いてもらう「バウムテスト」などがある。
※投影法の基本原理は、みんなが「A」という反応をするのにも関わらず、「B」と反応した部分に注目する。
■キーワード
▼定義
投影法とは、被験者に曖昧な刺激を与え、それに対する自由な反応から性格をとらえようとする検査法である。長所は、回答を意識的に歪めることができず、性格を力動的・総合的・多面的にとらえることができる。また、人格目録法とは異なり、無意識レベルの個性を測定することが可能である。反面、短所としては、テストを施行し整理する手間が複雑で、さらに相当熟練した検査者であったとしても信頼性がさほど高まらない。つまり検査者によって解釈の結果が異なりやすいことが指摘される。
現在では、投影法検査の潜在能力を評価しつつも妥当性と信頼性の問題を補うために、統計学的な背景を充実させようとする傾向がある。ロールシャッハ・テストの包括システム(エクスナー式)は、その典型である。
※現在、ロールシャッハ・テストは包括システムがはやり。片口式のように職人芸でないところが、好み。
代表的な投影法は、ロールシャッハ・テスト、TAT(絵画統覚検査)、P‐Fスタディ、SCT、HTP、バウムテストなど。
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