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心理学用語集・社会 012 没個性化

■ 心理学用語集・社会 012 没個性化 ■

没個性化とは、集団・群集状況では、個人が自分自身に注意を向けず集団の中に自己を埋没させてしまう。それにより平常状態では抑圧されていた行動、特に非合理的、攻撃的、反社会的行動が起きやすくなるといった現象。

※没個性化の概念変容の流れ
1.フェスティンガー
「個人が集団に埋没する現象」と呼んだ。

2.ジンバルドー
匿名性により自己評価や社会的評価の関心が低下し、罪や恥などによる統制が弱まるとした。ただし、匿名性が常に脱規範的行動を導くというわけではなく、条件によっては社会思考的行動にも結びつく場合も。

3.ディナー
没個性化を、集団活動によって自己注意が低下した状態と捉え直した。すなわち注意の焦点が集団に向くことにより、自己評価を気にしなくなり、自己規制力が低下して脱規範的行動が出現しやすくなる。バーゲンやいじめが、その典型。

4.グリーンウォルド
没個性化の肯定的側面も。例えば、スポーツ、軍隊など。こうした状態では、自己意識は低下しえるが、他者からの評価への関心は逆に高まっており、それが集団の秩序ある行動を生み出しているといえる。
 

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