心理学用語集・臨床 097 人格障害
■ 心理学用語集・臨床 097 人格障害 ■
人格障害とは、思考・判断・行動が特徴的で、普通の人とズレており、そのことで周りや本人が悩む状態である。現在の知識では疾患(体のどこかの部分の故障)とはいえず、人格面の障害であるとしかいえない状態を人格障害という。
人格障害に見られる考え方や行動の偏りは、以下の通り。
1・認知(自分自身や、他人、出来事の受け取り方)
2・感情表現(感情の幅や強さ、情緒不安定、感情表出)
3・対人関係の取り方
4・衝動性
この様な行動は長時間、継続されるものである。
※「人格障害の精神療法に総論はない。なぜなら、人格障害という概念自体が、特定の疾病や病態をあらわすものではなく、「病気」(DSMでいえば第Ⅰ軸障害)ではないが、「正常」とも言い難く、しかも、臨床家が関与すべき精神状態の集合の一部を「人格障害」と定義したものだからである」
「人格障害の精神療法」(福島章・町沢静夫編)より
■キーワード
▼定義
人格障害とは、思考様式・行動が、属する文化・社会から期待されるものより著しく偏っており、周りや本人が悩む状態である。この偏った思考様式・行動は、認知、感情表現、対人関係の取り方、衝動性という領域に表れる。
DSM‐Ⅳの基準によると、3つのカテゴリーに大別され、その下に合計10の下位カテゴリーを認めている。
DSMによる人格障害の区分。
1.A群
言動が奇妙で風変わりを特徴とする。
・妄想性人格障害
・分裂病質人格障害
・分裂病型人格障害
2.B群
劇的で感情的、移り気を特徴とする。
・反社会性人格障害
・境界性人格障害
・演技性人格障害
・自己愛性人格障害
3.C群
不安・心配の強さが目立つことを特長とする。
・回避性人格障害
・依存性人格障害
・強迫性人格障害
2007/10/28
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