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心理学用語集・基礎 076 誘導運動

■ 心理学用語集・基礎 076 誘導運動 ■

誘導運動とは、動いているものと、止まっているものが逆転して観察される現象をいう。たとえば、流れる雲の中にある月を見ていると、あたかも雲が静止し月が雲と逆方向に動いているように見える。

この現象は、対象と自分との間にも生じる。ディズニーランドのホーンデット・マンションがこの典型。客は突然回転したように感じるが、もちろん部屋の方が回転しているだけ。「取り囲むもの」と「取り囲まれるもの」の関係が成立することで、自分が動いているように感じる。
 

■キーワード
▼定義
誘導運動とは、運動している対象と静止している対象が逆転して観察される現象である。たとえば、流れる雲の間にある月を見ていると、客観的には月が静止しているだけだが、主観的には月が動いて知覚される。

誘導運動には、上記のように「対象相互間」で生じるものと、「自己-対象間」で生じるものとがある。隣のホームの電車が発車したことにより、自分の乗っている列車が動いたと感じる現象は、「自己-対象間」の典型である。これは対象の運動が視覚的に観察者の身体感覚に影響を及ぼすことに生じているのであり、ベクションまたは自己誘導運動ともいわれる。
 

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第11回 心理学用語・基礎・2」カテゴリの記事

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