心理学用語集・臨床 130 注意欠陥╱多動性障害(ADHD)
■ 心理学用語集・臨床 130 注意欠陥╱多動性障害(ADHD) ■
注意欠陥╱多動性障害とは、小児期に発症し、同年齢の他の子どもに比べて、落ち着きがない、集中力がなく注意力が散漫である、衝動を抑えられないといった行動が頻繁にみられる。
基本的特徴としては、不注意・多動性・衝動性の3つ。
・不注意
・多動性
・衝動性
不注意(注意力散漫)とは、1つのことになかなか集中できず、気が散りやすい状態である。課題をしていても数分で飽きてしまう。ケアレスミスをおかし、人の言うことを聞かず、「ボー」としているように見える。
多動性とは、じっとしていなければならない状況で過度に落ち着きのない状態である。授業中歩き回ったり、手足を動かしたり、理由もないのに立ち上がったりする。
衝動性とは、人が話している最中に突然割り込んだり、他人を妨害し、ジャマしたりする状態である。突然突拍子もないことを口に出したり、会話をさえぎったりする。
情動的にも不安定で、欲求不満耐性が低い。
こういった不注意、多動性、衝動性の問題が年齢及び知能に比べて著しい場合に診断がくだされる。原因は、脳機能の障害により行動が抑制できないと考えられている。
学齢期の子どもの有病率は、3%~5%だが、青年期・成人期における有病率は明らかにされていない。
■キーワード
▼定義
注意欠陥╱多動性障害とは、発達段階に相応しない不注意・多動性・衝動性を6ヶ月以上持続する障害である。7歳以前に発症し、ADHDともよばれる。病型は、混合型、不注意優勢型、多動・衝動性優位型の3つに区分される。
原因は特定されていないが、脳機能の損傷や遺伝的要因が指摘されている。
▼関連知識
1.混合型
過去6ケ月間、不注意・多動性・衝動性の基準を満たしている場合
2.不注意優勢型
過去6ケ月間、不注意の基準を満たすが、多動性・衝動性の基準を満たさない場合
3.多動性・衝動性優勢型
過去6ケ月間、多動性・衝動性の基準を満たすが、不注意の基準を満たさない場合
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