心理学用語集・臨床 131 行為障害
■ 心理学用語集・臨床 131 行為障害 ■
行為障害とは、DSM-ⅣならびにICD-10において、「通常、幼小児期から青年期に発症する行動および情緒の障害」として分類される。
子どものイタズラや、青年期の反抗のレベルが度を越えている状態。攻撃的、反社会的、反抗的な行動様式を何度も繰り返す。
・人や動物に対する身体的攻撃
・放火
・うそや窃盗
・家出や怠学
欲求不満耐性の低さや落ち着きのなさ、かんしゃくの爆発や挑発されやすい無鉄砲さが特徴的である。発症年齢は、男児で9~10歳、女児で12~13歳で、比較的男児に多く見られる。
ADHDの一部が行為障害につながるケースも報告されている。また行為障害が、反社会性人格障害に発展することが多い。
ICD-10には亜型分類として、次の4つをあげている。
・「家庭限局性行為障害」・家庭内にのみ限られる
・「非社会性行為障害」・同年代の交流が少ない
・「社会性行為障害」・同年代の交流は正常の範囲
・「反抗挑戦性障害」・10歳未満の小児に見られる
※ニュースに出てくる少年犯罪は、大体この「行為障害」が当てはめられる。これが成長したものが「反社会性人格障害」。
■キーワード
▼定義
行為障害とは、他者の基本的人権や年齢相応の社会的規範や規則を無視するような行為が持続する行動様式である。
基本的な特徴としては、
・人や動物に対する身体的攻撃
・所有物の破壊(火災)
・嘘をつくことや窃盗
・重大な規則違反(家出や怠学)
といった行動上の問題を少なくとも6ケ月継続することが診断の基準となる。さらにDSM-Ⅳでは、10歳を基準に「小児期発症型(10歳以前に特徴的な基準を少なくとも1つ発症)」と「青年期発症型(10歳以前に特徴的な基準が認められない)」の2つに区分している。
行為障害は、小児期・青年期で発症することが多く、一般的に反社会性人格障害に発展する可能性が高い。
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