心理学用語集・臨床 135 選択性緘黙
■ 心理学用語集・臨床 135 選択性緘黙 ■
緘黙(かんもく)とは、言葉を習得し、器質的な障害が認められないのにも関わらず、言葉を発しない状態のことである。緘黙の中で子どもに多くみられるのが、この選択性緘黙である。
選択的緘黙は、家の中などで普通に話すことができるのにも関わらず、特定の場所(学校など)や特定の人物(先生や友達など)に対して、話をしないというものである。心理的原因により発症し、発症時期の多くは幼稚園や保育園への入園時点と小学校入学時期に集中している。
ほとんどの症例は、数週間から数ヶ月で治るが、何年も継続する場合もある。長期化すると予後は悪い。
※「話さない」→「緊張しない」・「不安が軽減する」→「話さない」ことが強化される。このメカニズムが症状を持続させる要因であり、長期化すると予後が悪くなる原因でもある。
■キーワード
▼定義
選択性緘黙とは、言葉を習得し、器質的障害が認められないにも関わらず、特定の場所や人物などの社会的状況において話せなくなる小児期特有の病態である。
発症は、幼稚園や保育園の入園時、小学校入園時であることが多い。症状の持続期間は1ヶ月で、通学開始からの1ヶ月は含めないことと、障害が学業や社会的意思伝達を妨げることが基準として挙げられる。
緘黙の背景には、対人場面での緊張感が考えられる。この緊張感や不安は、人と話さないことにより軽減するため、症状を持続させる要因となる。
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