« 心理学用語集・臨床 143 身体表現性障害 | トップページ | 心理学用語集・臨床 145 てんかん »

心理学用語集・臨床 144 性同一性障害

■ 心理学用語集・臨床 144 性同一性障害 ■

性同一性障害とは、生物学的には完全に正常であるにもかかわらず、その反面、人格的には自分が別の性に属していると確信している状態である。生物学上の性と、心理・社会的な性に関して、自己認識が一致していない。

たとえば、男性の場合、生物学的には男性だが、本人は自分を女性だと思い、男性の身体を持っていることや、男性として振舞わなければならないこと(性役割)に対して持続的な不快感を示す。さらに、臨床的に意味のある苦痛を感じ、社会的、職業的な機能障害が認められる。

つまり、生物学的な自分の性に対して嫌悪感を抱き、その一方で反対の性に対する一体感をもっている状態である。
 
 
■キーワード
▼定義
性同一性障害とは、生物学的な性と反対の性に対して強い同一感をもち、同時に自分の性に対する持続的な不快感やその性役割に対する不適切感を示す障害である。さらに臨床的に意味のある精神的苦痛を感じ、社会的・職業的な機能が妨げられる。

性同一性障害は、2歳から4歳頃の間に異性への関心が始まるとされる。このうち青年期・成人期に至るまで性同一性障害の診断基準を満たす症状を維持するものは極めて少ない。成人の場合、青年期後期から成人期の比較的早期に発症するタイプと、成人期以降に発症する遅発タイプに大別される。特に、後者は服装倒錯フェティシズムの既往を持つことが多い。また、性ホルモンの投与や性転換手術を希望するものもいる。

|

« 心理学用語集・臨床 143 身体表現性障害 | トップページ | 心理学用語集・臨床 145 てんかん »

第15回 心理学用語・臨床・3」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10820/3951261

この記事へのトラックバック一覧です: 心理学用語集・臨床 144 性同一性障害:

« 心理学用語集・臨床 143 身体表現性障害 | トップページ | 心理学用語集・臨床 145 てんかん »