感覚・知覚 003 感覚の測定(精神物理学的測定法)
■ 感覚・知覚 003 感覚の測定(精神物理学的測定法) ■
■ ☆ウェーバーの法則(weber) 19世紀半ばのアメリカ
「例えば、100g(標準刺激)と105g(比較刺激)で、初めて違いがわかったとすると、200gとの違いを感じるには205gではなく、210gでないといけない」
つまり
・弁別閾÷もとの刺激強度=一定
・元の刺激強度・・・I
・弁別閾・・・ΔI
とすると
・ΔI÷I=k(一定)・・・ウェーバー比
このウェーバーの法則を発展させて
■ ☆フェヒナーの法則(Fechner) 1860年
※フェヒナーは、ウェーバーの法則を発展させてフェヒナーの法則を考え、物理的強度を感覚(心理学的な)大きさの関係を調べる学問、「精神物理学」を提唱。精神世界を数学的に示そうとした。
「例えば、10gのものをもっていて、感覚的に2倍だと感じるには、20gではなく100gにしなくてはならない」
つまり
・E・・・感覚の強度(感じた重さ)
・I・・・刺激の強度(物理量)
・k・・・定数
とすると
・E=k log I・・・フェヒナーの法則
・「感覚の大きさは、刺激の大きさの対数に比例する」
※フェヒナーの法則は、すべてのものに当てはまるわけではない
※ウェーバーの法則とフェヒナーの法則では、極にある領域(ex:1g.1000kg)は測れない
このフェヒナーの法則から
■ ☆スティーブンスの法則(Stevens) 1960年
フェヒナーは弁別閾を使って間接的に感覚を測ろうとしたけど、スティーブンスはもっと直接的にどれくらいの量に感じるのかを聞いた
↓
「マグニチュード推定法(べき法則)」
・「どれくらいの重さ?」
・「どれくらいの明るさ?」
・「これが10ならこれはどれくらい?」
と被験者に聞いた
↓これを使って導いたのが
・E・・・感覚の大きさ
・I・・・刺激量
とすると
・E=k I a(aはものによって違う)
・「感覚の強度は原刺激のべき乗に比例する」
☆ウェーバーとフェヒナーは、感覚量が直接に測れないと考え、原刺激と比較刺激をつかって、感覚の量を間接的に測ったのに対し、スティーブンスのマグニチュード推定法は、感覚を直接に測ったもの
| 固定リンク
「第29回 基礎篇 感覚・知覚」カテゴリの記事
- 感覚・知覚 002 感覚・知覚(2005.11.16)
- 感覚・知覚 009 視覚(視知覚の機構)・3(2005.12.08)
- 感覚・知覚 020 感覚遮断(2006.03.10)
- 感覚・知覚 019 注意(attention)・2(2006.03.10)
- 感覚・知覚 018 注意(attention)・1(2006.03.10)
コメント