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心理学史 010 行動主義(Behaviorism)

■ 心理学史 010 行動主義(Behaviorism) ■

▼ 20世紀はじめの心理学
内観による意識の観察が中心
 ↓でも
内観だと、2人の心理学者の内観が異なった時、証明も反証もできない!
 ↓
行動主義の登場!

▼ ワトソン(Watson.J.B)
行動主義(Behaviorism)
・・・研究対象を客観的に測定不能な意識ではなく、直接観察可能な行動とし、その目的は刺激=反応関係における法則性の解明であるとする立場

ワトソンの行動主義心理学は刺激(S)、反応(R)よりS-R心理学とも呼ばれる

▼ ワトソンの考え方
人間の行動は、先天的なものではなく、条件反射によって形成された学習反応である。神経症や精神病の原因も、条件づけられた「習慣のひずみ」に起因する病的パーソナリティである! 「行動」の概念は広く、思考のように直接観察できないものや、個人の意識体験の言語報告も入る。
 ↓これをうけて
トルーマン(Tolman.E.C)
目的論的行動主義(Purposive behaviorism)
・・・行動は筋肉の腺などの生理学的反応の総和によって定義されるもの以上のもの、すなわち目的をもったものとする立場

▼ ねずみの迷路学習について
ねずみが迷路のゴールについたらエサをもらえるという学習をした
 1.ワトソン :迷路(刺激)―走る(反応)を学習
   「迷路だ! 走らなくちゃ!」
 2.トルーマン :迷路(刺激“手段刺激”)―エサ(目標)を学習
   ※1.迷路―走ればエサがもらえる―欲しい!―走る
   ※2.サイン学習―迷路はエサがもらえるもの、と学習

▼ ハル(Hull.C.L)
行動心理学に数学的体系を導入
「刺激」 ―仲介変数(Ex:習慣強度)― 「反応」

動因低減説(drive reduction theory)
(※これはハルにはじまり、ミラーによって提唱されたもので、強化による反応増加の理由を説明するもの)
 1.一度、動機づけられた行動が、動因・欲求によって喚起(おなかが空いた、なんか食べたい)
 2.動因や欲求を満たす(おなかいっぱい)
 3.動因や欲求の低減(「おなか空いた」が減る)
 4.習慣強度が強まる、つまり条件づけされる(反応が強まる)

瞬間有効反応ポテンシャル=習慣強度×正の動因-反応抑制
・・・瞬間有効反応ポテンシャルが、生体の反応閾を越えると実際の反応が生じる

▼ スキナー(Skinner.B.F)
※オペラント条件づけの人
急進的行動主義(radical behaviorism)
・・・仲介変数とかは観察不能だし、そういう抽象的なものではなく観察・操作可能な刺激と反応の間の関数関係を見出すぞ!という立場


ワトソン
トルーマン
ハル
スキナー
などをまとめて新行動主義(neo-behaviorism)という

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第28回 基礎篇 心理学史」カテゴリの記事

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