臨床心理学概論 008 アセスメント
■ 1: アセスメント ■
クライエントの病理水準を規定する目的で行う。
・人格検査
・知能検査
・発達検査
など。
【キーワード】
●病態水準の規定
●人格検査
●知能検査
●発達検査
ver1.1
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
■ 1: アセスメント ■
クライエントの病理水準を規定する目的で行う。
・人格検査
・知能検査
・発達検査
など。
【キーワード】
●病態水準の規定
●人格検査
●知能検査
●発達検査
ver1.1
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
■ 1: 青年・成人の病理水準別障害 ■
▼ 1.神経症
19世紀後半から20世紀初頭にかけてのヒステリー研究を通じて、「心因によって起こる可逆的(もとに戻る)な障害」という概念に定着。
その特徴は、
・心因(心理的原因)
・機能的障害(器質的変化は認められない)
・特有の病態像
を示す。
また特有のパーソナリティが認められ、可逆性(治る)である。
▼ 2.人格障害
思春期もしくはそれ以前から性格の偏りが強く、しかもそれが成人まで長期持続するもので、
・対人関係
・社会的適応の障害
・自己の悩み
として表れるもの。
DSM-Ⅳでは、人格障害に3種の大カテゴリーとその下に合計10の人格障害を認めている。
・奇妙で風変わりを特徴とするA群(3種類)
・劇的で感情的、移り気を特徴とするB群(4種類)
・不安・心配の高さが目立つC群(3種類)
▼ 3.精神病
本人の素質が作用(内因)しており、人格面でいろいろな問題が出現する。病理水準としてはもっとも高い。
・統合失調症
・感情障害
がこれにあたる。
また現実と非現実との区別がつかない現実検討力の障害された状態を精神病状態と呼ぶ。
【キーワード】
●神経症
●心因
●機能的障害
●特有の症状・パーソナリティ
●可逆性
●人格障害
●精神病
●内因
●統合失調症・感情障害
●現実検討能力の障害
ver1.1
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
■ 1: 子どもの発達障害 ■
▼ 1. 精神遅滞
ICD-10では、
精神遅滞は、精神の発達停止あるいは発達不全の状態であり、発達期に明らかになる全体的な知的水準に寄与する能力、たとえば認知、言語、運動および社会的能力の障害
と定義づけられている。
精神遅滞の診断は、
・知的発達水準の遅れ
・社会的適応能力の弱さ
の2つの要素から評価される。100が平均。
▼ 2. 広汎性発達障害(自閉症・自閉性障害)
カナーが、情緒的接触の自閉的障害として特異な行動特徴を示す児童について報告したのがはじまり。
大きな特徴は、以下の3つ。
・対人関係の欠如
・特異な言葉の使用
・限定された能力
※追加項目:DSMでの特徴は以下の通り
・対人的相互作用の障害
・意思伝達の障害
・反復で常同的な行動様式
▼ 3. 学習障害(LD)
一般知能に大きな障害が見られないが、
・認知障害
・行動障害
を示す。
目で見て手で書くことは出来ず、記憶に問題がみられる。学校ではテストの点が低いため高揚感が得られず、さらに得点が低くなり問題となる。
▼ 4: 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
主に
・注意の障害
・多動
を基本的特徴とする。1つのことに集中出来ず、動いていないと落ち着かない。
【キーワード】
●精神遅滞
●広汎性発達障害
●学習性障害
●注意欠陥・多動性障害
■ 2: 子どもの情緒障害 ■
行動上に現れるものとしては、
・登校拒否
・非行
・落ち着きのない
・集団不適応
・分離不安
など。その他に、身体症状を中心とするもの、精神症状を中心としたものも存在する。
【キーワード】
●分離不安
ver1.2
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
■ 5: 病因論・心の問題のメカニズム ■
精神障害(心の病)を原因によって区分すると
・外因性障害
・内因性障害
・心因性障害
の3つに分けられる。
▼ 1. 外因性障害
医学的な対処が必要な障害で、外から個人に影響や障害を及ぼすもの。主に器質的な背景を持つものと、感染症や外傷・物質中毒を背景に持つものがある。厳密には、外因とは脳に直接侵襲する身体的病因と考える。
出生時の障害、頭部外傷、老人性痴呆、内分泌疾患、代謝性疾患がこれにあたる。
※ケガが原因で精神障害が起きたと仮定する。治らない。
▼ 2. 内因性障害
発症原因により分類したとき、個人の素因(遺伝子)が主たる発症原因であると考えられるもの。遺伝・体質的な背景があり、器質性障害は見出されないが、何らかの遺伝的・体質的な原因が想定される。
精神分裂病(統合失調症)、躁うつ病(気分障害)がこれにあたる。
※原因不明ないし遺伝が原因で、精神障害が起きたと仮定する。治らない。
▼ 3. 心因性障害
発症原因が、心理・環境的な要因によるもの。既知の気質的・遺伝的あるいは生物的な要因が存在せず、個人の心理的葛藤やフラストレーションに由来するもの。
神経症はその代表。
※ストレスなどの心理的なものが原因で、精神障害が起きたと仮定する。治る。「心因障害」は上記2つの「外因性障害」、「内因性障害」が否定された後に想定される。
【キーワード】
●外因性障害
●内因性障害
●心因性障害
ver1.2
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
■ 4: クライエント中心療法 ■
ロジャーズにより創始された心理療法で、初期には非指示的精神療法とよばれた。
「問題は何か」、「どう解決したらよいのか」について、最もよく知っているのはクライエント自身であるとし、セラピストは何かを教える必要はない。
人間に本来備わっている「実現傾向」を信頼し、その自発的な働きを尊重すれば本人に意味のある変化が生まれるとし、そのための援助法である。この人間の成長を促進するセラピストの態度条件は次の3つ。
・共感的理解、
・無条件の肯定的配慮、
・自己一致
セラピーが生起するための条件は、以下の通り。
1.2人の人間が接触している
2.クライエントは不一致の状態にあり、傷つきやすく、不安定の状態にある
3.治療者は2人の関係のなかで一致した状態にある
4.治療者はクライエントに対して無条件の肯定的尊重を経験している
5.治療者はクライエントの内的準拠枠に共感的理解を経験している
6.クライエントは治療者の肯定的尊重と共感的理解を最低限度知覚している
【キーワード】
●ロジャーズ
●非指示的精神療法
●実現傾向
●セラピストの態度条件
●共感的理解
●無条件の肯定的配慮
●自己一致
ver1.1
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
■ 3: ユング心理学 ■
フロイトから離反し、中年期の危機の体験から分析心理学を確立。ユングは心を
・意識
・無意識
に分け、さらに無意識を
・個人的無意識
・集合的無意識
に分けた。
個人的無意識とは、フロイトのいう無意識のこと。個人の行動を左右し、思考や感情の方向付けに大きな影響を与えながらも、本人には自覚されない心的過程。
一方、集合的無意識とは、人間だけでなく動物にも共通する個人の心の基盤のこと。この内容は、神話、夢、精神病者の妄想などに共通して認められる。
【キーワード】
●中年期の危機
●抑圧・忘却
●コンプレックス
▼追記
ユングはフロイトとともに今世紀初頭から精神分析学の発展に貢献したが、無意識の考え方をめぐり対立し、ユングは自分の精神分析を分析心理学とよんでフロイトの精神分析と区別した。ユングによると、無意識は2つの種類の内容から成り立っていると仮定する。それは個人的無意識と集合的無意識である。
・個人的無意識とは、個人が一度体験し、その後忘却、抑圧されたもの
・集合的無意識とは、人類に共通なもので決して意識化されたことのないもの。
フロイトとの対立は、この集合的無意識をめぐり勃発した。
分析心理学でのキーポイントはこれらの無意識の他に以下のものが挙げられる。
・元型
・ペルソナ
・影
・補償
ver1.2
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
■ 2: 精神分析 ■
精神分析は、
・フロイトにより発見された人間の心の研究方法
・人間の行動に関する知識体系(精神分析理論)
・心の疾患に対する治療の体系(精神分析療法)
の3領域に分類される。
フロイトは、意識するには耐えない体験が無意識に「抑圧」され、それが不安や葛藤を引き起こすために心の疾患が生じると仮定した。従って精神分析療法では、無意識にあるものに気づき、それを「洞察」することにより治療は行われる。
【キーワード】
●人間の心の研究方法
●知識体系
●治療体系
●抑圧
●無意識にあるものに気づき、洞察することで治療は行われる
▼ 1. 人格の構造論
精神分析では
・エス(イド)
・自我(エゴ)
・超自我(スーパーエゴ)
の3領域に心を分け、その相互作用から心の働きを捉える。
エスとは、生物学的な本能に基づく直接的な充足を得ようとする心の働きで、様々な欲求の源泉。
自我とは、エスと超自我の中心にあり人間の内面を調整し、外界に適応する機能をもつ。この自我が葛藤を調節する際、さまざまな防衛機制が用いられる。
超自我とは、両親を中心とし社会的規範が個人に組み込まれたもので、価値規範となり自己を方向付ける機能をもつ。
【キーワード】
●エス
●自我
●超自我
▼ 2. フロイトの発達理論
フロイトは、性的な欲動は思春期から始めるのではなく、乳幼児期から存在しているものであり、エディプス期に抑圧されていたものが思春期に再現したものとした。
・乳幼児期(欲動のはじまり)
・エディプス期(抑圧)
・思春期(再現)
その後、この欲動を満たす身体部位から、
1.口唇期
2.肛門期
3.エディプス期
4.潜伏期
5.性器期
に分けた独自の「心理=性的発達理論」を提唱した。
▼ 3. 心理=性的発達
心理=性的発達理論は、口唇期、肛門期、エディプス期、潜伏期、性器期の5つに区分される。
第1段階の口唇期とは、口唇領域に快感(リビドー)を得ると考えた生後1歳ぐらいまでの時期。この時期、乳児は母親から授乳することを通して外界と交流が行われる。
第2段階の肛門期とは、肛門領域に快感を得ると考えた1歳から3歳くらいまでの時期。この時期、トイレット・トレーニングを経験することで、環境への主張的で能動的姿勢が芽生える。
第3段階のエディプス期とは、5歳から6歳になると異性の親への関心が芽生え同性の親を憎むようになるが、しかし、去勢不安により性への関心が強く抑圧される時期。またこの時期、両親への性同一視を行うことで性役割を獲得する。
第4段階の潜伏期とは、6歳から思春期に至るまでの性欲動が静まる時期。この時期、社会的規範の学習や知的活動にエネルギーが注がれる。
最後の性器期とは、部分欲動が性器愛を中心とする正常な性欲に統合される時期。
【キーワード】
●口唇期
●肛門期
●エディプス期
●潜伏期
●性器期
▼ 4.フロイトの精神分析の批判と拡大
代表格は、次の2人。
・個人心理学の創始者アドラー
・分析心理学の創始者ユング
アドラーは、人間は本能的な存在ではなく社会的な存在であるとし、性的衝動よりも社会的優越性を得ようとする自我の欲求を重視した。人間が劣等感を補償するためにより強く完全になろうとする意思があると考え、それを「権力への意思」と呼んだ。
一方ユングは、リビドーが生活力・心的エネルギーなどの原初的エネルギーの形態に過ぎないとし、無意識の積極的・肯定的側面を重視した。さらにユングは無意識を個人的無意識と人類に普遍的な集合的無意識にわけ、無意識の内容として抑圧された性的なものだけではなく、創造的なものが存在することも認めた。
【キーワード】
●個人心理学創始者アドラー
●社会的存在
●権力への意思
●分析心理学創始者ユング
●無意識の積極的・肯定的側面を重視
●集合的無意識と個人的無意識
▼ 5.心理療法の発展
精神分析では神経症のみを対象としていたが、より健康な人の自己実現や、より重度な障害の治療へと治療対象は移行。また、古典的精神分析療法は縮小したが、原理・技法を取り入れた治療は拡大している 。
【キーワード】
●神経症のみを対象としていた
●原理・技法は拡大
ver1.2
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
■ 1: 臨床心理学の歴史 ■
臨床心理学は、基本的に個人の人格ないし適応上の困難を取り扱う心理学の一領域として理解されている。臨床心理学という名称は、19世紀末に心理学クリニック(ペンシルバニア大学)をはじめたアメリカのウィットマーにはじまる。
その後、心理テスト、児童や非行少年の指導、その他多くの心理学実践を背景にもちつつ、精神医学その他の隣接領域と協力して発展してきた。
19世紀後半から20世紀にかけて、
・ゴールトンの個人差の測定
・キャッテルのメンタル・テスト作成
・ビネーの知能検査の開発
により個人の能力の測定、鑑別などの実際研究の領域が大きく進展。
一方、身体症状が心理的原因によることに着目したフロイトは、精神分析理論の提唱に至る。
1930年代になるとナチスによるユダヤ人弾圧の影響を受け、多くの精神分析学者や心理学者がアメリカに移住。
さらにコロンビア大学に臨床心理学者育成コースが開設されることにより、アメリカが臨床心理学の中心地となる。
【キーワード】
●ウィットマー
●ペンシルヴァニア大学に心理クリニック開設
●コロンビア大学に臨床心理学者育成コース開設
●アメリカが臨床心理学の中心地
Ver1.2
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
おすすめ 本のレビュー New! | お薦め書籍 心理学 | お薦め書籍 心理学・院試 | お薦め書籍 英語 | お薦め書籍 辞書・辞典 | はじめに サイトについて New! | はじめに 大学院試験勉強法 | はじめに 院試について New! | 掲示板 | 第01回 心理学史 | 第01回 心理学史 New! | 第02回 臨床心理学概論 | 第03回 臨床心理学各論 | 第04回 心理療法 | 第05回 心理アセスメント | 第06回 発達心理・発達臨床 | 第07回 研究方法・統計 | 第08回 知覚・認知心理学 | 第09回 学習・社会心理学 | 第10回 心理学用語・基礎・1 | 第11回 心理学用語・基礎・2 | 第13回 心理学用語・臨床・1 | 第14回 心理学用語・臨床・2 | 第15回 心理学用語・臨床・3 | 第16回 心理学用語・臨床・4 | 第18回 心理学用語・発達 | 第19回 心理学用語・統計 | 第20回 心理学用語・社会・1 | 第21回 心理学用語・社会・2 | 第22回 長文論述・基礎篇 | 第23回 心理学・補足 | 第24回 心理学語録 | 第25回 基礎心理学特論 | 第26回 臨床心理学特論・1 | 第27回 臨床心理学特論・2 | 第28回 基礎篇 心理学史 | 第29回 基礎篇 感覚・知覚 | 第30回 基礎篇 学習 | 第31回 基礎篇 記憶 | 第32回 基礎篇 思考
最近のコメント