カテゴリー「第06回 発達心理・発達臨床」の35件の記事

発達心理学・発達臨床 35 治療過程

■ 2: 治療過程 ■

▼ 1: 見立て・目標
治療を始めるに当たって治療目標を定める。主訴を取り除くという段階のものもあれば、その背後のパーソナリティや自我の問題にまで視野に入れる場合もある。目標をどう定めるかには、その子どもの年齢や、器質的問題の有無、知的・情緒的発達の状態、周囲の状況、治療者の力量などが関係する。

▼ 2: 経過
初期は、治療への導入と関係作りの時期。治療者は自由で好きなおもちゃで遊んでいい場所であることを積極的に保証し、子どもに伝える。中期には、子どもの欲求や情緒が表現されるようになる時期。治療者は子どもの情緒的表現をとらえながら子どものプレイを受け止めていく。攻撃性は直接又は象徴的な形で出現する。最後の終結期は、治療が終結へと向かう時期。自己否定の感情が薄れ、肯定的な感情が芽生えてくる。建設的で自立的な方向に向かうことになる。子どもは「もうやることがなくなった」と言い、外での遊びに興味を示すようになる。

▼ 3: 親面接の意義
親面接がケースを繋ぎ止める。子どもを対象とした心理療法では、並列して親(主に母親)を対象とした面接をすることが一般的。初心者の治療者が子どもを、熟練した治療者が親を担当し、相互に連結しながら治療を進めていく。子どもは治療への動機付けが乏しいことから、親自身の動機付けを高めることが必要。 子どもの性格傾向などの子どもの側の要因だけでなく、その背景に家族や学校などの環境側の要因が様々な形で関わっていることが多く、親から得られ得る情報が意味を持ってくることが多い。子どもの問題で、それまで困惑してきた親に対するカウンセリングに意味がある。親の子どもに対する態度や親のパーソナリティ変容が子どもの治療に有効。

【キーワード】
●治療への導入と関係作り
●子どもの欲求や情緒の表現
●治療が終結へと向かう
●母子平行面接
●治療関係の維持
●情報の収集・提供
●親自身への心理療法
 

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発達心理学・発達臨床 34 治療の構造・制限

▼ 6: 治療の構造・制限
制限が必要な場合なのは、以下の理由による。治療場面と現実場面に連絡するルートを設けるため、自己の感情発散の方法を学習するため、子どもに治療場面である程度責任を持たせるため、治療者が、子どもを受容できるようにするため、子どもの身体的安全を保障するため、子どもにむやみに罪悪感を引き起こさせないため、 プレイルームの運営上の問題。

具体的な制限は、以下の通り。治療者への身体的攻撃、備品への物理的攻撃、社会的に許容できない行為(喫煙や自慰など)、安全と健康に関するもの(泥水を飲むことや高い窓枠にあがることなど)。

【キーワード】
●治療場面と現実場面に連結するルート
●自己感情発散の方法の学習
●子どもに責任を持たせる
●受容できるようにする
●身体的攻撃
●許容できない行為
●安全と健康
 

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発達心理学・発達臨床 33 プレイ・セラピーの原則

▼ 5: プレイ・セラピーの原則
アクスラインの8原則
1. 良い治療関係を成立させる
2. あるがままの受容を行う
3. 許容的な雰囲気を作る
4. 適切な情緒的反応を行う
5. 子どもに自信と責任を持たせる
6. 非指示的態度をとり、治療者は子どもの後に従う
7. 治療はゆっくり進む過程であるから、じっくり待つ
8. 必要な制限を与える

【キーワード】
●プレイ・セラピーの原則
●アクスラインの8原則
 

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発達心理学・発達臨床 32 遊戯療法の理論と意義

▼ 3: プレイ・セラピーの理論
精神分析的遊戯療法は、A. フロイトとクラインとの間で立場は異なる。A. フロイトは、教育的配慮や家族への教育的指導などを重視した。それに対し、クラインは遊びを自由連想と同様に捉えて解釈を与えることや乳児期の母子関係を重視した。両者は激しく対立。

児童中心的遊戯療法は、ロジャースの弟子であったアクスラインを基調とする流れであり、多くの遊戯療法がこの流れに基づいている。子どもの持つ潜在的な力を信頼し、遊びを通して自ら成長していくことを重視する立場。

▼ 4: 遊びの治療的意義
大人とは異なり、心理療法の導入に当たって来談意欲を持たない子どもは、遊びを媒介とすることによって、その楽しさを求めて来談するようになる。そして治療者との間にポジティブな関係を結ぶことが出来る(関係の絆としての遊び)。子どもは言葉の代わりに遊びを表現の媒体に使うことに長けている。遊びは言葉の代わりとして用いられ、言葉ではとても表現し尽くせないような感情が、むしろ遊びの中では生き生きと象徴的に表される(表現の手段としての遊び)。遊びは鬱屈、鬱積した感情を発散させ、それだけで精神的な健康を回復させる働きをもつ(カタルシスとしての遊び)。遊びを通じて、子どもは自我成長に必要な様々な体験を直接ないし擬似的に得ることが出来る(体験としての遊び)。

【キーワード】
●精神分析的遊戯療法
●A. フロイト
●クライン
●児童中心的遊戯療法
●遊びを媒介
●関係の絆としての遊び
●表現の手段としての遊び
●表現の手段としての遊び
●カタルシスとしての遊び
●体験としての遊び
 

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発達心理学・発達臨床 31 遊戯療法

■ 遊戯療法 ■

■ 1: 遊戯療法(プレイ・セラピー) ■

▼ 1: 定義
遊戯療法(プレイ・セラピー)とは、遊びを通して子どもの心理療法を行うものである。遊びは子どもにとって本質的なものであり、言語表現よりも基本的な自己表現手段であり、もっとも自然な伝達法である。また、それと同時に子どもの意識のみならず無意識とも関わることのできる有効な手段である。子どもの利用するおもちゃは、子どもの空想を示し、心理機制への洞察を促し、子どもの無意識についての手がかりを与える。コルブは「人形の無名性にかくれて、両親や同胞に向けられた死の願望を語る」こともあると述べている。一般的には2、3歳から思春期までの子どもが中心。

子どもは「ここ(遊戯治療室)では何をやっても自由であり、しかも(セラピストとの関係において)守られている」という確信を得る。この信頼に満ちた暖かい人間関係に支えられながら、子どもはありのままの自分を表現し、内的な葛藤の解決や自己成長へと方向づけられる。

▼ 2: 形態・場所・道具
形態は、個人療法(子どもと治療者が1対1)、集団療法、母子療法(母子分離が不可能なときや母子の関わり方の変化を扱う場合)などがある。場所は、治療者や他のメンバーからの心理的圧迫を受けるほど狭くもなく、かつ何の心理的影響を受けることもないほど広過ぎもしない広さ。およそ12から30畳。道具は、特に決められたものはないが、子どもの関心を引くもの、治療関係を作りやすいもの、自己表現に適したもの、攻撃性などの感情の発散に適したもの、そして使用方法が簡単なものなどを基準に選択。

【キーワード】
●遊戯療法
●プレイ・セラピー
●内的な葛藤の解決
●自己成長へと方向付け
●自己表現手段
●無意識の手がかり
 

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発達心理学・発達臨床 30 基本的目標と治療上の問題点

▼ 5: 基本的目標と治療上の問題点
修正的経験を提供することと、 回復的経験を提供すること。治療上の問題点としては、逆転移の問題(ネガティブな感情、救済者幻想)。

【キーワード】
●修正的経験
●回復的経験
●逆転移の問題
●ネガティブ感情
●救済者幻想
 

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発達心理学・発達臨床 29 虐待の治療

▼ 4: 治療
虐待を受けた子どもの治療として主なもの6つ。1つ目は、急性トラウマ反応の軽減。箱庭・描画などをもちいて急性のトラウマ反応を軽減させる。2つ目は、自我機能の修正。何でも行動化(暴力など)するので言葉でルールや規則を働きかけ、修正し強化する。3つ目は、対人関係の改善。セラピストとの関係を通して、ちゃんとした対人関係を持つ経験をさせる。4つ目は、自己イメージ・自己評価の改善。虐待により低められた自分が受け入れられる経験をさせる。認知の修正・正しい自己のイメージを持たせる。5つ目は、自立的活動の促進。一端受け入れられると、「捨てないで」としがみつくので自分から自立的な行動ができるようにしていく。6つ目は、学校・養育者への情報提供。みんなでこの子を支えていこうとすることが大切。

【キーワード】
●急性トラウマ反応の軽減
●自我機能の修正
●対人関係の改善
●自己イメージ・自己評価の改善
●自立的活動の促進
●自立的活動の促進
●学校・養育者への情報提供
 

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発達心理学・発達臨床 28 虐待の情緒的影響

□ 1: 情緒的影響
子どもは自分を取り巻く「歪んだ」環境に抵抗した結果、様々な問題行動や性格傾向を発達させたという視点。心的外傷後ストレス障害(PTSD)、対人関係の障害、攻撃性、自己概念の障害、解離性障害、その他の心理的影響などがある。心的外傷後ストレス障害(post traumatic stress disorder:PTSD)とは、非常に強いトラウマを受けた人が、そのトラウマを引き起こした体験の後に示す様々な症状。トラウマの再体験(性的虐待を受けた人に多い)、睡眠障害などの自律神経系の症状(身体的虐待を受けた人に多い)。対人関係の障害とは、無差別的愛着傾向と極端なディタッチメント、分離に対する不安の欠如や、虐待関係の反復傾向などがあげられる。

【キーワード】
●情緒的影響
●心的外傷後ストレス障害(PTSD)
●対人関係の障害
●無差別愛尺傾向
●極端なディタッチメント
●分離不安の欠如
●虐待関係の反復傾向
 

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発達心理学・発達臨床 27 子どもへの影響

▼ 3:虐待が子どもに与える影響
身体的な発育障害は、物理的な栄養の問題により、身体的な発育不良が起こる。また、養育者との愛着関係の不足により、よく食べているのにも関わらず大きくならない。頭部への外傷の結果としての神経学的障害は、身体的な暴力が頭部に加えられることにより生じる。障害としては、知的発達遅滞、言語発達遅滞、運動機能発達の遅れ、学習障害など。

知的・認知的発達への影響としては、学習機会の制限、不適切な刺激・支持、子どもへの過剰な期待と失敗体験の3つ。1つ目の学習機会の制限とは、子どもの好奇心による探索を、親がいたずらと見なして禁止しようとすること。2つ目の不適切な刺激と支持とは、子どもの自己表現を奨励することが少なく、フィードバックは身体的な攻撃行動で行われることが多いこと。これにより、言語能力の発達が阻害される。3つ目の子どもへの過剰な期待と失敗体験とは、親の子どもへの非現実的で歪んだ期待により、子どもが失敗を重ねると親は罰をもって応じる。「失敗を経験しながら挑戦を重ねて課題を達成する」という学習の基礎を放棄するようになる。

【キーワード】
●身体的な発育障害
●神経学的障害
●学習機会の制限
●不適切な刺激と支持
●子どもへの過剰な期待と失敗体験
 

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発達心理学・発達臨床 26 虐待に関わる家族

▼ 2: 虐待に関わる家族の諸特徴
虐待はどのような家族にも起こりうる。また、虐待という現象は、単一の要因から生じるのではなく、親の性格的な要因に家族の社会・経済的なストレスが加わるなど、いくつかの要因が重なることによって結実すると考えられる。従って、はっきり原因を定義づけることは難しい。

虐待傾向のある親の特徴としては、依存性・受動性、衝動的・攻撃的、社会的未熟性、知的能力および不適切な期待感、精神疾患、(父親に見られる特徴)家庭内暴力、アルコール依存症との関連などがあげられる。虐待を生じる家族の特徴としては、夫婦関係の不安定さ、社会経済的状況の貧困さ、社会関係の脆弱さがあげられる。虐待されやすい子どもの特徴としては、未熟児、多胎児、育てにくく手のかかる子、発育・発達に遅れのある子。

出産・育児の特徴としては、妊娠そのものが計画的でなく、夫が妊娠に否定的、出産を不快な体験と捉えている、育児を楽しまなかった、父親が子どもに関心を持っていないと認知する、家庭内外の援助をあまり受けることなく子育てを行うなどがあげられる。親の認知的特徴としては、子どもの行動に自己への非難や攻撃を認知する、子どもの自立的な行動による「捨てられ体験」などがある。

【キーワード】
●単一要因ではない
●親の性格的要因
●社会・経済的ストレス
●親の特徴
●家族の特徴
●子どもの特徴
●出産・育児の特徴
●親の認知的特長
 

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発達心理学・発達臨床 25 虐待

■ 4: 虐待 ■

▼ 1: 定義
虐待は、身体的虐待、性的虐待、情緒的虐待、 ネグレクトに大別される。一般的には、幼児・児童虐待や夫婦間での虐待、老人虐待が問題とされる。近年、虐待への関心が高まり、対処法が検討されている。
 

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発達心理学・発達臨床 24 不登校の治療

▼ 3: 治療
分離不安説の見解に立てば精神分析的アプローチ、自己像防衛説ならばロジャース流のカウンセリング、回避不安説ならば行動療法的アプローチや環境調整が適用されることが多い。不登校の原因や状態が様々であり、不登校児を抱える問題に即して援助していくことが大前提。治療方法としては、カウンセリング、行動療法、薬物療法、入所療法などがあるが個々により異なる。

【キーワード】
●分離不安説には精神分析的アプローチ
●自己像防衛説にはロジャース流カウンセリング
●回避不安説には行動療法的アプローチ
 

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発達心理学・発達臨床 23 不登校の成因

▼ 2: 成因

□ 1: 分離不安説
母子間の依存関係(乳離れできていない)。子どもが主たる養育者から離れることに対して示す不安反応。学校場面での不安・緊張を体験し、それにより母親への依存欲求増大。母親側の無意識的迎合が起こり、子どもは自宅への逃避するようになる。

□ 2: 自己像防衛説
自己像とは、自己概念を意味し、自らが自己を対象(客体)として把握した概念。自分の性格や能力、身体的特徴などに関する比較的永続した自分の考え。自己像防衛説とは、自己のイメージが虚像的肥大(すごく出来る!という自己イメージの肥大化し、学校場面での試練で現実直面を恐れる。自己像を防衛するために自宅へ逃避する。

□ 3: 回避反応説
学校で不安、恐怖、緊張を反復経験する。それにより学校という場面に対する恐怖条件付けが行われ、回避反応が生じる。それにより不安低減により強化され、習癖化される。学校に行かないとラクなので、行けなくなる状態。

□ 4: その他
心理的挫折説、抑うつ説など。

どれがこの原因か、ちゃんと見極める必要がある。

【キーワード】
●分離不安説
●自己像防衛説
●回避反応説
 

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発達心理学・発達臨床 22 不登校

■ 3: 不登校 ■

▼ 1: 分類
学校に登校しない全ての状態をさす。登校できない正当な理由がないのにもかかわらず登校しない、もしくは登校できない状態。広義に捉えると登校拒否は、怠学や精神疾患による不登校の場合を含み、学校に行かない全ての現象をさす。不登校とほぼ同義。

□ 1: 学校恐怖症(school phobia)
学校に行かなくてはと思うが、不安・恐怖・心身症が存在して行けない。比較的低学年に多いが、青年期にも見られる。登校拒否や不登校とほぼ同義の用語。近年、学校恐怖症を含めた登校拒否児童・指導方法は、治療者によって異なる。

□ 2: 登校拒否(school refusal)
一応の理由をつけていかない。中学から高校にかけて多くなる。不登校と学校恐怖症と同義。

□ 3: 学校脱落(school dropout)
理由もなく関心もなく、行く気もなくなって行かなくなる。情動的反応や合理化を欠くことで前者とは異なる。

□ 4: 2次性
うつ病、統合失調症、妄想反応、各種神経症の随伴症状として登校できない状況を示す。

【キーワード】
●不登校
●学校に登校しない全ての状態
●学校恐怖症
●登校拒否
●学校脱落
 

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発達心理学・発達臨床 21 遺糞症

▼ 7: 遺糞症
通常の排便のコントロールが確立される年齢になっても、器質的な原因がないのにも関わらず、排便の自立が出来ていない状態。小児科領域では器質的障害がないのにもかかわらず、排便行為が自立すべき4歳以降になっても不随意の排便をみる状況。成因としては、神経学的発達の未熟性・時期尚早な厳格なトイレット・トレーニング、家族の特徴として、父親が不在で母親に共感性か乏しく感情的に不適切であること、患児自身の性格傾向として他者との交流を好まず受動的依存的であることがあげられる。

【キーワード】
●遺糞症
●排便の自立が出来ていない
●神経学的発達の未成熟
●トイレット・トレーニング
 

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発達心理学・発達臨床 20 遺尿症

▼ 6: 遺尿症
排尿の制御が自立し得ない状態を遺尿という。夜間睡眠中に起きる夜尿症と、日中覚醒していても起きる昼間遺尿と大別され、両者を合併する場合も。夜尿症については、身体レベルのみ熟成(膀胱機能・発達遅延・内分泌型の未発達・睡眠の未熟など)が基盤にあり、時にストレスなど心理レベルの問題が2次的要因となって症状を持続・悪化させる。昼間遺尿については、9歳未満の女児に多く学校場面の不安からトイレに行けずに生じることが多い。治療としては、薬物療法に重点に置かれている。小児心身症に特有な成長に伴う治療を考慮に入れて、生活指導を配慮すべき。

【キーワード】
●遺尿症
●排尿の制御
●夜尿症
●昼間遺尿
●身体レベルの成熟
●2次的に心理レベルの問題

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発達心理学・発達臨床 19 抜毛症

▼ 5: 抜毛症(trichotillomania)
体毛を引き抜くことが習慣化した結果として、部分的な脱毛巣を生じる。頭髪や眉毛が対象となることが多い。脱毛行為は自分の気持ちを和らげたり慰めたりする意味があり、病的な移行現象と見なせる例も多い。発症する年代では、幼児期以前では家庭内の問題、前思春期では神経症、思春期以降になると人格障害に伴うものが多い。

【キーワード】
●抜毛症
●頭髪や眉毛
●家庭内の問題
●神経症
●人格障害
 

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発達心理学・発達臨床 18 チック・トゥレット障害

▼ 4: チック・トゥレット障害
チックとは、目をパチパチするなど、身体の特定の筋肉に生じる不随意的、突発的な反復運動反応。急速で、非律動的、情動的な運動、あるいは発声が生じる。言語性チックと運動性チック(=クセっぽくて治らない)があり、運動性チックの方が、予後が悪い。トゥレット障害とは、反響言語と汚言を伴い、運動の共同失調を特徴とする神経疾患。幼児期から青年期に発症し、男性に多い。器質的要因(中枢神経伝達物質の代謝や伝達障害)にも注意が必要。

【キーワード】
●チック
●言語性チック
●運動性チック
●トゥレット障害
●反響言語と汚言
 

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発達心理学・発達臨床 17 食事上の問題

▼ 3: 食事上の問題
主なものは、異食、反芻性障害、小児・早期児童期の食物摂取障害の3つ。異食とは、食物ではない草、土地、砂、紙、糞などを口に入れる行為。ストレスによる心因反応が習慣化したもの。反芻(はんすう)とは、吐き気なしに胃の内容が口まで戻る状態。嘔吐とはまったく別のもの。

【キーワード】
●異食
●反芻性障害
●食物摂食障害
 

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発達心理学・発達臨床 16 睡眠上の問題

▼ 2: 睡眠上の問題
主なものは、夜驚症、夢中遊行、悪夢の3つ。夜驚症(やきょうしょう)とは、小児の睡眠障害で、強い不眠と夜泣きを特徴とする。家庭環境の不安定要因が原因になることが多い。夢中歩行(夢遊症)とは、睡眠中歩き回り、いろいろな行動をとる。多くは自然消滅するが、不安や葛藤、てんかんの症状として出現することもある。悪夢とは、強い恐怖におそわれ、しばしばうめき声をあげて眠りから覚める症状。夢の内容の多くは恐ろしい動物や人物。1、2分で意識ははっきりし、周囲の人物や物体の識別が可能となる。

【キーワード】
●夜驚症
●夢中遊行
●悪夢
 

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発達心理学・発達臨床 15 指しゃぶり・爪噛み

■ 2: 情緒障害・精神障害 ■

■ 1: 習癖・行動異常 ■

▼ 1: 指しゃぶり・爪噛み
指しゃぶりは、指、特に親指をしゃぶったり、すったりする癖。乳幼児期、幼児期によくみられる。一般的には注意を払う必要はなく、子どもの活動を他の活動に向けてやるのが良いとされている。しかし、慢性的に持続すると、歯科的問題・同輩や親の否定的態度・誤嚥・指の変形・他の習慣障害の合併などがみられる。治療的には口腔への装置装着・爪への嫌悪味覚物質の塗布・症状減少に対する報酬システムなどがある。

爪噛みは、習癖の一種で、乳幼児期から児童期まで広くみられる。一般的に不安・緊張・ストレスに対する反応と考えられる。爪噛みを促進する不安・ストレス要因の除去と、緊張やストレスの発散が治療的アプローチとなる。

【キーワード】
●指しゃぶり
●乳幼児期・幼児期
●爪噛み
●ストレスに対する対応
 

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発達心理学・発達臨床 14 学習障害

▼ 4: 学習障害(learning disabilities. learning disorder:LD)
知能が特に劣っているわけでもなく、感覚器官にも目立った問題が見られないのにもかかわらず、読み・書き・計算といった基本的な学習能力に様々な困難を示すこと子どもがいる。こうした子どもを学習障害とよぶ。治療では、LDというラベリング(決めつけ)の取り扱いに注意する。色々なところに問題があるので受診の背景を固定し、ラベリングによる自己評価の低下について親や教師に説明する。また問題とされる学習分野の小刻みな段階的目標設定とレベル設定、賞賛の必要性を助言する。

【キーワード】
●学習障害
●LD
●知能は劣っていない
●感覚器官に問題はみられない
●基本的学習能力に様々な困難
 

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発達心理学・発達臨床 13 注意欠陥・多動性障害

▼ 3: 注意欠陥・多動性障害(attention-deficit hyperactivity disorder:ADHD)
注意の障害と多動を基本的特徴とする。自分の興味が移ると、それをやらずにはいられないので動いてしまう(注意が続かない)。衝動的で、情緒的に不安定であり、欲求不満耐性が低い。治療は、薬物療法(リタリン)と遊戯療法。

注意点としては、場によって症状(ADHD)が消失する場合は診断しない。年々多動が強くなる場合は環境に理由がある場合が多い。薬物を使用する場合、その効果と目的について子・親・教師が理解しておく。目的達成のために過程を細かく分け、小目標の達成ごとに賞賛を与える(楽しいことは短時間集中することが出来る)。

【キーワード】
●注意欠陥・多動性障害
●ADHD
●注意の障害
●多動
 

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発達心理学・発達臨床 12 レット障害・小児期崩壊性障害

□ 3: レット障害・小児期崩壊性障害 □
レット障害と小児期崩壊性障害ともに、有意味の消失を基本とする発達退行を主な特徴とする。レット障害は、生後、順調に発達してきたが、1歳半ばまでに特有の欠陥が多数現れる症状。頭部の発達が遅れ、技能の損失、対人関係・歩行・言語などに重篤な障害が見られるようになる。女児にのみにみられ、一般的には重度または最重度の精神遅滞を示す。一方、小児期崩壊性障害は、退行前の発達はより良好であり、発達退行もより明瞭な症状を表す。症例としては、退行に先行して心理・社会的ストレス(入院・引越し・犬恐怖・車からの転落)などが存在する例も多数報告されている。

【キーワード】
●レット障害
●小児期崩壊性障害
●発達退行
●頭部の発達の遅れ
●女児のみ
●心理・社会的ストレスの存在
 

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発達心理学・発達臨床 11 アスペルガー障害

□ 2: アスペルガー障害(asperger’s disorder) □
自閉的精神病質ともいう。広汎性発達障害の一つで、対人関係障害と情緒障害を主とするが、知的発達は保たれる。対人的交流の障害、非言語的なコミュニケーションの特徴(友人は必要ない)、言語の特異性、狭い独特な興味・関心(すごく限定したところに集中)、型にはまった行動パターン、運動の不器用さ、常識の無さなどを特徴とする。臨床的に著しい言語の遅れがない点が自閉性障害と異なる。アスペルガー障害の場合、言語面での能力は保たれているため、耳から聞き言語を覚えることができる。

【キーワード】
●広汎性発達障害
●対人関係の障害
●情緒障害
●言語の遅れはない
 

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発達心理学・発達臨床 10 自閉性障害・自閉症

□ 1: 自閉性障害(autistic disorder)・自閉症(autism)
カナーにより報告された情緒的接触の自閉的障害。発達障害として考えられ、原因としては何らかの中枢神経系の機能不全が推定される(内因)。

▽ 1: 行動的特徴
他者との相互的やり取りの欠如に代表される対人関係の重度の障害で、言語および非言語の両面にわたるコミュニケーション障害。ごっこ遊びなどの創造的活動の欠如と常同的・反復的な行動パターン(こだわり)。

人の刺激に対して興味を持たず、視線が合うことがない。人の思考、「言葉」(聴覚)について興味・必要がなく、従って創造性が欠如する。しかし、「視覚」には関心があるため、絵本から学ぶ。感覚遊びが、こだわりに変化する。こだわりが乱されると、パニックになる。ただし、対処法を学ぶことで制御できるようになる。逆にこだわりすら表せない例も。
 

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発達心理学・発達臨床 09 広汎性発達障害

▼ 2: 広汎性発達障害
広汎性発達障害とは、特定の能力のみに障害が認められるのではなく、対人的相互作用、言語、情動行動といった領域に発達上の障害が認められるもの。

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発達心理学・発達臨床 08 精神遅滞

▼ 1: 精神遅滞(知的障害)(mental retardation:MR)
ICD-10では、精神の発達停止あるいは発達不全の状態であり、発達期に明らかになる全体的な知能水準に寄与する能力、例えば認知、言語、運動および社会的能力の障害によって特徴づけられる。

一方、DSM-Ⅳ-TRでは、明らかに平均以下の知的機能、個別施行による知能検査で、およそ70またはそれ以下のIQ(幼児においては、明らかに平均以下の知的機能であるという臨床的判断による)。同時に現在の適応機能の欠陥又は不全が、以下のうち2つ以上の領域で存在。コミュニケーション・自己管理・家庭生活・社会的/対人的機能。地域社会資源の利用・自立性・発揮される学習能力・仕事・余暇・健康・安全。発症は18歳以前である。

□ 1: 治療的アプローチ
知的障害の程度に応じて、4段階の重症度(軽度・中度・重度・最重度)に分けられる。目安は、知能指数(IQ)。
 

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発達心理学・発達臨床 07 発達生涯

■ 発達臨床 ■

■ 1: 発達障害(developmental disorders) ■

発達障害とは、幼児期、児童期、青年期に始めて診断され、その障害の起因が精神的、身体的、あるいはその両面に渡る。いつまで続くのか予測できず、以下の項目のいくつかの領域において機能上制限がある。自己管理、言語機能、学習、移動、自立した生活、経済的自立など。
 

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発達心理学・発達臨床 006 発達理論

■ 6: 発達理論 ■

▼ 1: 精神・性的発達理論・フロイト(Freud)
発達過程を「リビドー」といわれる性的エネルギーに対応させていくつかの段階に区分した。

□ 1: 精神・性的発達理論
 口唇期
 肛門期
 エディプス期
 潜伏期
 性器期

▼ 2: 心理・社会的発達理論(自我発達理論)・エリクソン(Erikson. E.H.)
発達過程における社会的経験の効果を考えた生涯についての発達理論。それぞれの段階で解決するべく求められる基本的な個人的、社会的課題を設定した。

□ 1: 心理・社会的発達理論
 基本的信頼 × 不信
 自立性 × 恥・疑惑
 自発性 × 罪悪感
 勤勉性 × 劣等感
 アイデンティティの確立 × アイデンティティの拡散
 親密性 × 孤立
 生殖性 × 停滞性
 統合性 × 絶望
 
▼ 3: 認知発達理論・ピアジェ(Piaget. J.) 

□ 1: 認知発達理論
 感覚運動期
 前操作期
 具体的操作期
 形式的操作期

※ピアジェにはじまる道徳性の発達研究はL.コールバーグに引き継がれ、3水準6段階からなる道徳性の発達段階を設定した。

1.習慣以前(水準)
  A 罰と服従への志向
  B 手段的相対主義への志向
2.習慣的(水準)
  A 人間関係における協調への志向
  B 法と秩序への志向
3.脱習慣的(水準)
  A 社会契約的な遵法主義への志向
  B 普遍的な倫理的原理への志向
→後に教育の場に影響を及ぼしていく。

▼ 4: 比較行動学(ethology)に基づく発達理論
生得的触発機構(ティンバーゲン)と刻印付け(imprinting)(ローレンツ)。生得的触発機構とは、動物に生まれつき備わった、特定のサイン刺激に対して特定の反応をする生理学的な仕組み。刻印付けとは、
アヒルなど、離巣性の鳥類のヒナで、孵化後の特定の時期に目にした動くものに対して後追い反応を示すこと。行動を生じさせる触発因に対して感受性が高い臨界期が存在する。

【キーワード】
●精神・性的発達理論
●心理・社会的発達理論
●自我発達理論
●エリクソン
●認知発達理論
●ピアジェ
●比較行動学
●生得的触発機構
●ティンバーゲン
●刻印付け
●ローレンツ

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発達心理学・発達臨床 05 青年期・成人期

■ 5: 青年期・成人期 ■

▼ 1: ピアジェの形式的操作期
形式的操作期は、11歳前後以降の青年期。重要概念は、メタ認知と領域固有性。メタ認知とは、人が自らの認知そのものを自覚することをメタ認知と呼ぶ。メタ認知は、人が自らの情報処理活動をモニタリングし、コントロールするものと考えられるが、過度の自覚は逆に妨げとなる。領域固有性とは、思考が内容に影響されない形式的な操作によって行われているのではなく、扱う領域に依存したものであるという説(領域により知識は別で、他では利用できないとするもの)。

【キーワード】
●形式的操作期
●メタ認知
●領域固有性
 

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発達心理学・発達臨床 04 児童期

■ 4: 児童期 ■

▼ 1: ピアジェの具体的操作期
ピアジェは、6歳前後から11歳前後までの思考は具体的操作により特徴づけられるとした。具体的な場面だと論理的に考えることができるようになる時期。重要概念は、保存性と脱中心化。保存性とは、対象の形や状態を変形させても性質は変化しないという概念。脱中心化とは、自己中心性からの脱却で、多様な視点の存在に気づき、他者の視点からも対象を認知することが出来るようになること。

▼ 2: 性役割の発達
性役割の発達は、理論により異なる。精神分析理論(フロイト)では、1:母親に対する熱望、2:父親からの報復の恐れ、父親との同一視、3:性同一性の獲得、という順をたどる。社会的学習理論(バンデューラ)では、1:主たる報酬や罰を与える者としての父親への愛着、2:同一視、父親のモデリング、3:性同一性の獲得、という順をたどる。認知発達理論(ポールバーグ)では、1:(父親に向けて)性同一性の獲得、2:父親へのモデリング、3:父親への愛着、という順をたどる。
 

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発達心理学・発達臨床 03 幼児期

■ 3: 幼児期 ■

▼ 1: ピアジェの前操作期
ピアジェは、1歳半ないし2歳前後から6歳前後までの思考を前操作期とした。表象の世界を持つ時期で、文字の「りんご」と、本物の「りんご」が繋がる。重要概念は、自己中心性、表象の発達、アニミズム。自己中心性とは、自己とは違う他者の視点があることに気がつかないこと。表象の発達とは、シェマを頭に思い浮かべること。アニミズムとは、生命のない事物・事象に生命や意識などの生物的・心理的実在性の属性を与える考え方。克服するのは、具体的操作期の最終段階。すべてのものに生命、働くものだけに生命、自分の力で働くものだけに生命、生物だけに生命、という順に認める。
 

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発達心理学・発達臨床 02 乳児期

■ 2: 乳児期 ■

▼ 1: 生まれたときから持っている行動
身体を支えている足の先が床につくようにすると、左右の足を交互に前に出す第1次的歩行は、生まれつき備わっている行動。生後一ヶ月以内では、乳児の足の裏に触ると指を上か下に広げるような反射を示すバビンスキー反射や、突然首や頭の支えを外すと万歳をするように手を広げるモロー反射。また、3ヶ月で消える新生児模倣を行う。人間にはいくつかの情緒を表す表情が生まれながらに備わっており、表情を模倣する能力を持って生まれてくる(=共鳴動作)。

▼ 2: 知覚の発達
ファンツ(Fantz. R,L,)によって開発された選好注視法(preferential looking method)によると、人の顔、文字、複重丸、赤色、白色、黄色の順に好んで注視する。ギブソンとウォークは、乳児の奥行き知覚の発達を研究した。
 

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発達心理学・発達臨床 01 発達心理学

■ 第6回 発達心理学・発達臨床 ■

■ 1: 発達心理学 ■

発達心理学とは、受胎から死に至るまでの生体心身の形態、機能の生長・変化、などを解明し、発達法則の樹立を目指す心理学の一分野。発達は、狭義では時間変化とともに組織や機能が複雑化し、完成に向かうという上昇的変化。広義では、生涯発達である。

■ 補足 生涯発達心理学
成人期には成人期の、中年期には中年期の葛藤に巻き込まれることが少なくない。さらに老年期になれば、さまざまな機能の衰えや死の問題など、人生の終末をどのようにむかえるかという人生課題が待ち受けている。

これらの人生上の諸課題をどのように身に引き受けていくかに、個人それぞれの人生の意味があり、従ってそこには喜びも悲しみもつまずきもある。

こうして最近では、従来の発達心理学の分野に、成人期心理学、中年期心理学、老年期心理学をふくめ、誕生から死にいたるまでの生涯発達心理学が提唱されるようになってきている。

※レヴィンソン(Levinson)
レヴィンソンは、児童期、青年期、成人前期、中年期、老年期からライフサイクル論を展開し、生活構造を変えなければならない過渡期における内的変化と外的変化を重視した。

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