カテゴリー「第07回 研究方法・統計」の6件の記事

研究方法・統計 06 信頼性

▼ 2: 信頼性
結果の正確性を示す概念。同一の対象に対して何回も繰り返し測定したときの測定値間の一貫性の程度を表す。時期が変わっても同じ結果が得られるか、という安定性と、内容的に反復するものについて同じ結果が得られるか、という一貫性により示される。信頼性では、繰り返し測定における個人内変動ではなく、集団での個人間変動を問題にする。

古典的テスト理論では、測定値を真値と誤差に分解し、信頼性を評価する。信頼性係数は、測定値=真値(非変動値)+変動値である時、測定値の分散に占める真値の分散のこと。信頼性係数の真値は、1つの検査を2分割する折半法、時期をおいて同一の検査を行う再検査法、2種類の検査を同一人に行う平行検査法などによって推定される。例えば、測定値50=真値40(本当の値・変動しない)+変動値10(テスターが影響を受けるもの)と想定する。

【キーワード】
●信頼性
●安定性
●一貫性
●集団での個人間変動
●真値
●誤差
●信頼性係数
●折半法
●再検査法
●平行検査法
 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

研究方法・統計 05 妥当性

■ 3: 統計基礎知識 ■

▼ 1: 妥当性
妥当性とは、「尺度が測定しようとしているものを、実際に測っているかどうかという、その程度のこと」。心理測定においては、信頼性よりも妥当性が重要。
 

続きを読む "研究方法・統計 05 妥当性"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

研究方法・統計 04 統計基礎

▼ 4: 標本・標本抽出分布・標準誤差
調査に当たり、調査対象集団(母集団)から何らかの基準で選び出された要素や集合体を標本(サンプル)、選び出す手順を標本抽出(サンプリング)という。

標準誤差とは、標本分布の標準偏差のこと。標本抽出分布とは、ある標本の統計量の分布。

▼ 5: データに対応がある・データに対応がない
「データに対応がある」とは、A条件とB条件を同一とみなされる被験者が行ったデータ(被験者内要因)。

「データに対応がない」とは、A条件とB条件を別々とみなされる被験者が行ったデータ(被験者間要因)。
 

続きを読む "研究方法・統計 04 統計基礎"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

研究方法・統計 03 統計基礎

■ 2: 統計法 ■

▼ 1: 名義尺度・順序尺度・感覚尺度・比例尺度
名義尺度では数は、単なる符号。数量的な関係を相互に持つことはない。分類と数えることが目的。ID番号、郵便番号、商品番号、スポーツ選手の背番号。

順序尺度とは、大きさに関して順序をつけたもの。尺度内の感覚や絶対0点をもたない。クラスの順位、星の明るさの等級、製品の等級。

間隔尺度とは、数値的な大きさに関してその間隔の差を等しくしたもの。絶対0点はもたない。西暦年号、摂氏温度、時刻、標準テストの点数。

比例尺度とは、的確な順序と間隔を持ち、絶対0をもつ尺度。時間、高さ、長さ。

続きを読む "研究方法・統計 03 統計基礎"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

研究方法・統計 02 調査的方法

□ 1: 調査的方法

▽ 1: 量的調査
一般に質問紙法あるいは心理検査のこと。一定の尺度に基づいて量的な(数値化した)調査を行い、ある変数間の相関仮説を検証。さらに母集団の推定を行うことで、被験者の偏差値を求め、人格特性や心理状態を査定。一度に多数の回答者を対象に標準化された質問を行える点にメリットがあるが、回答者が置かれた状況と統制しにくい点や、回答が自己報告であり個人の言語能力に大きく依存せざるを得ない点に問題がある。
 

続きを読む "研究方法・統計 02 調査的方法"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

研究方法・統計 01 研究方法・実験的方法

■ 研究方法・統計 ■

■ 1: 研究方法(研究の手段と計画) ■

▼ 1: 研究方法の重要性
自分の考えや知見を研究として成立させるためには、適切な研究方法を手段とする必要がある(適切な研究方法=各領域で認められた研究方法)。心理学の場合、研究方法(手段と方法)と統計学的検討は密接な関係にあり、適切な研究方法(手段)に沿った統計法、あるいは適切な統計法に沿った研究方法(計画)を取る必要がある。
 

続きを読む "研究方法・統計 01 研究方法・実験的方法"

| | コメント (0) | トラックバック (0)