■ 3: 視知覚(visual perception) ■
▼ 1:感覚としての知覚
光は網膜上の光受容器で電気信号に変換される。
1. 明るい場所→錐体細胞が反応
2. 暗い場所→桿体細胞が反応
眼球は、300ミリ程度の間一点を見つめる固視と、数十ミリ秒で視覚移動するサッケードを繰り返している。このとき、一点を見ても眼球が細かく振動していることを固視微動という。
※色の知覚
●ヘリングの反対色説
●ヤング=ヘルムホルツの三色説
●段階説
▼ 2: 視覚野の構造と機能
眼球からの情報は、視交叉を経て左視野の情報は右半球に、右視野の情報は左半球に達する。
視覚情報処理の流れには、後頭葉から頭頂葉に向かうwhere経路と、後頭葉から側頭葉に向かうwhat経路があり、最終的などの出力計で統合される。
▼ 3: 錯視と恒常性
錯視とは、視覚における錯覚。
見誤りではなく、ほとんどの錯覚は錯視に含まれる。視対象の物理的性質と現象的には著しく適合しない知覚。錯視現象に対する包括的な説明はないが、種々の要因が我々の知覚に影響を与える。
恒常性とは、視対象の性質が網膜上で作用する物理的特性が変化したにもかかわらず、比較的恒常を保つこと。明るさの恒常性、形の恒常性、大きさの恒常性、視覚の恒常性がある。
▼ 4: 明るさの知覚(錐体と桿体)
暗闇の部屋では、眼が慣れるのに時間がかかる。しかし、電気をつけると慣れるのは速い。錐体と桿体とは、網膜に存在する主要な受容細胞のこと。
錐体とは、眼の網膜にある光受容器(視細胞)の一種。網膜中心部に多く分布し、明るい場所に強い。赤色に敏感。色や形に強い。
桿体とは、眼の網膜にある光受容器(視細胞)の一種。網膜の周辺部に多く分布し、暗い場所に強い。青色に敏感。
明順応とは、暗い場所で機能していた桿体から、明るい場所で機能する錐体に移行する過程で生じる現象。始まりが早いが、明るさの相対的刺激閾は鈍い。長波長の色(赤系の色)が、特に明るく見える。
暗順応とは、明るい場所から急に暗い場所に移ると、最初は何も見えなくなるが時間とともに見えるようになる現象。明るい場所で機能していた錐体(細胞)から、暗い場所で機能する桿体(細胞)に移行する過程で生じる。はじまりが遅いが、明るさの相対的刺激閾は敏感。短波長の色(青系の色)が明るく見える。
プルキンエ現象とは、明順応と暗順応での明るさの知覚の違い。同一の対象であっても明順応下では、錐体細胞が主に働くため、黄緑がもっとも明るく見え、暗順応下では、桿体細胞が主に働くため、青緑がもっとも明るく見える。
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