■ 心理学用語集・臨床 059 CMI ■
CMIは、Cornell Medical Indexの略称であり、アメリカのコーネル大学で開発された質問紙法の心理検査。CMIの特長は精神的な症状だけでなく、身体的な症状に関しても同時に測定できる点である。そもそもは、患者の精神・身体に関する異常を短時間のうちに査定する目的で作成された。
その質問内容は、臨床医の初診時の問診内容を被験者にもわかりやすく構造化したもので、自覚症プロフィールと呼ばれるものが作成できる。
身体的症状に関する項目は、計144項目(日本版では男性が16項目、女性が18項目追加)からなり、内容は、消化器、心臓、疲労度、呼吸器など身体全般に関わる質問項目が挙げられている。一方、精神的症状に関する項目は、51項目からなり、内容は、不適応、抑うつ、不安、怒り、緊張などの項目が挙げられている。
これらの質問に対し、「はい」、「いいえ」の2件法で回答させ、所要時間は20分から30分程度で終了する。
CMIは、当初医療現場における問診の補助手段として開発されたが、現在では心身症や情緒障害の発見の手がかりとして広く用いられている。また、職場におけるメンタルヘルスに関する心理査定としても用いられることが多い。しかし、あくまで自覚症状に基づいての質問なので、虚偽反応には弱い、無意識的なものを拾わない、二者択一の質問形式に合わない項目があることなどが問題点と言える。
■キーワード
▼提唱者
ブロードマン
ウォルフ
※コーネル大学で開発
▼定義
CMIとは、医学的面接の補助手段として、初診時に短時間で患者の状態を把握するための問診表として作成された質問紙法の心理検査。質問項目は、身体的自覚症状と精神的自覚症状の2つに大別される。精神症状だけでなく、身体症状も加えた両面からスクリーニングすることが出来ることが特徴である。
また、情緒障害の評価としても有力な手がかりとして用いられる。検査は「はい」、「いいえ」の2件法によるもので、検査時間は20~30分程度で終了する。
現在では、心身症や情緒障害の発見の手がかりとして用いられることが多い。また、職場のメンタルヘルスに関するアセスメント手段として広く用いられる。強迫神経症や恐怖症には適さないという意見もある一方、器質的障害の症状を的確に反映するともいわれている。
しかし、あくまで自覚症状に基づいての質問なので、虚偽反応に弱く、無意識レベルの反応に関しては拾いにくいといった問題点がある。
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