心理学用語集・臨床 157 合理化
■ 心理学用語集・臨床 157 合理化 ■
合理化とは防衛機制の1つである。自分のとった行為や態度、思考、感情などに対して、論理的に妥当な一貫性のある説明をつけることにより、自分の望んだ言動を、不安を起こすことなく遂行しようとする心的機制である。これにより自分の中で不安や葛藤を回避し、自我を防衛することが可能となる。
ある種の「屁理屈」や「言い訳」に近い。自己主張、ウソ、ごまかし、といった自己中心的な手段による適応方法といえる。
合理化は、妄想から正常な思考までのあらゆる領域に見られる一般的な過程である。どのような言動にも、合理的な説明をつけることはできるため、その説明を正しくないと判断することは困難なことが多い。一般に合理化は、知性化が不安定になったり、弱くなったものとみなされることが多い。
合理化と知性化の違いは、防衛される感情や欲動との関係において明らかにされる。知性化では、感情や欲動が分離されると共に、知性化の過程自体がこれらの代理満足を兼ねている。これに対し合理化の場合、感情と欲動の分離が十分とは限らず、感情や欲動を正当化するものである。
合理化は、防衛機制の1つとされているが、正確には本当の防衛機制とはみなされない。それは合理化が欲求の充足に直接的に立ち向かう機制ではなく、むしろ欲求の充足と防衛の間に生じた葛藤を隠すために2次的に働く機制だからである。
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