■ 感覚・知覚 009 視覚(視知覚の機構)・3 ■
▼ 視知覚の諸現象
群化の法則・プレグナンツ傾向
・・・視野に与えられた図形や図形群は、そのときの与えられた条件内において全体的に最も単純で、最も秩序ある最もよい形にまとまろうとする傾向をもっている
▼ 群化の要因
1. 近接の要因
近いものが、まとまり群を形成する。
・・・
・・・
・・・
これは「・・・」が縦に並んでいるようには見えず、「・・・」が横に並んでいるように見える。
2. 良い連続の要因
良い連続、滑らかな連続をなすようにまとまる。
3. 良い形の要因
簡潔、規則性、シンメトリー、同じ幅というような形はそうでない。形よりもまとまる傾向がある。
4. 共通運命の要因
同じように動いたり、同じ変化をするといったように運命を共にするものは、1つにまとまる傾向がある。
△△△ △△△
△ △
これは近接の要因で、左右の4つずつの2つに分かれて見えるが、、
△→ △→ △→ △→ △→ △→
△ △
これは上の6つと、下の2つに見える。
5. 類同の要因
多くの種類の対象があるとき、他の条件が一定ならば同じ種類の対象がまとまって見える。
○●○●○
○●○●○
○●○●○
白同士、黒同士でまとまって見える。
6. 閉合の要因
閉じた領域をつくるものがまとまって見える。
▽
△
7. 客観的態度の要因
図形が継時的に提示されるとき、その経過の状態によってまとまり方が影響を受ける。
8. 経験の要因
あるまとまりを何度も経験すると、そのまとまりが他のまとまりよりも現れやすくなる。例えば、斑点でかかれたダルマチア犬など。
▼ 反転図形(reversible figure)
「ルビンの盃」の例で有名。白い盃か黒い人の顔が見える。ただし2つの図形が同時に見えることはない。白い盃が見えているときは、白いところを「図」、黒いところを「地」と呼び、黒い顔が見えているときは、黒いところが「図」で、白いところが「地」になる。どちらかを見続けようとしてもそれは無理で、見え方がコントロールできない。
▼ 多義図形(ambiguous figure)
「若い女性と老婆」や「うさぎとアヒル」で有名。これも2つの図形が同時に見えることはないが、どちらかを見続けることができる。
▼ 主観的輪郭(subjective contour)
明度に差はないはずなのに、ひし形がより白く手前に見える。ひし形の線はないのに見える。
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▼ 幾何学的錯視(geometrical-optical illusion)
ある物理的条件化で刺激を配置すると、変化がないのに変化して見える。錯視は視覚の誤りではない。ミューラーリヤー、月の錯視など。
▽ 錯視の特性
1.錯視だとわかっていても正常に知覚できない
2.両目から情報が各々脳内で収束された以降のレベルで起こる(脳内で右と左を1つにした後で起こる)
3.眼球運動によって起こるものではない
4.視覚の異常ではない(起こらない方が異常なときも)
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